自生園の取り組み
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常務理事からのメッセージ
自生園において行う事業は利益を目的とするものではありません。 施設においても介護保険事業以外の自主財源にて実施する社会貢献事業を多く行っています。また、次の世代へ社会を引き継ぐための人材育成や、地球温暖化対策にも力を入れています。自生園は社会の為、地域の為に在ることがその存在理由であり、陽の当らないところに陽を当て、それぞれの“いのちを生かしていくこと”を使命としています。
自生園では各施設長・事務長の下、職員が主体性を持って以下のような目標を掲げ、計画を立てて事業に取り組んでいます。人を育て、自(おのずか)ら生きることを思いながら常に能動者として活動することを目指しています。
自生園は社会がどのように変化しようとも永続的に社会貢献を果たさなければなりません。そのために、法人自らが健全な経営をしていくと同時に、ご利用されるお年寄りやご家族、地域の皆さんに真に喜ばれるサービスを展開します。そして、職員自らが自生園で 働くことに喜びと誇り、やりがいを感じる組織でありたいと思っています。「事業善し、世間善し、職員善し」の「三方善し」が自生園のモットーです。
- 低所得者
年金をはじめとする社会保障制度への不信、少子高齢化、日本経済への先行き不安。高齢者も二極化し格差が生まれてきています。福祉は誰もが幸せに暮らすことを願うものです。自生園は一隅を照らし続けます。 - 認知症
2015年には、認知症のお年寄りは250万人となることが予想されます。ところが社会はその準備が出来ていません。認知症を患うと、私たちはそれまで培ってきた役割を保てなくなり、さまざまな喪失感を味わいます。我々は失うことの痛みを知り、失ってもなお自分らしくあることが出来るよう支援してゆきます。
- ターミナルケア(看取り介護)
自生園は単に介護の必要な高齢者の受け皿を確保するだけではなく、宗教理念に基いた福祉の観点から、人生の最後のありかたを考え続けています。人生の最後をどうご家族とともに看取っていくのか、医療・他機関との連携や職員の資質向上も含め、ターミナルケアの確立を目指してゆきます。

養護(盲)老人ホーム 施設長
仕事に対する姿勢
「人に厳しいのではなく、仕事に厳しくあれ」
高齢と共に心身機能が低下して、介護を必要とする方が増えております。特に視覚障害を抱えた高齢者にとっては二重の苦しみでもあります。こうした入居者にとって住環境の整備、一人ひとりの多様な障害形態に合わせたケアは重要であります。「個人の尊厳」を守り支援していく事を養護(盲)老人ホームの使命として取り組んでいきたいと考えております。
養護(盲)老人ホームは盲の専門性を生かした住環境の整備、アクティビティ、心身状況に応じたサービスの提供等に対して、支援員の高い知識と技術が必須であると思います。今後、こうした多様なニーズに対応できる人材を育成することが重要であります。
施設が持つノウハウを地域社会に還元していく為に、2点に特化して取り組みます。
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キャリア教育として、小学校・中学校・高等学校・短期大学生・大学生対象の視覚障害者模擬体験学習を行います。
アイマスクによる全盲体験や特殊メガネによる弱視体験、視覚障害者の方への接し方の基本について、講義及び実技を通して体感していただき視覚障害者への理解を深めていただく事を目的に開講いたします。 - 在宅で暮らしている視覚障害者とのネットワーク作りの一旦として、今年度から大正琴や手芸などの芸術・文化講座を行う小松市地域交流センター事業でのサークル活動の支援を行っていきます。

特別養護老人ホーム施設長
好きな言葉
「どんな場合でも与えられた条件の下で最善をつくす」
尊敬する人物
「木崎馨山(自生園理事長)」
数年間は「安全・安心・安楽なケア」で個別ケアを掲げていましたが、今年度からは、「自立を支える視点を大切にする」ためのケアを目標に掲げました。残された機能を知り、可能性を模索し自分の力で生活したいと思う気持ちを尊重したい。そのためには専門職としてその人の残存能力を知り、その力を引き出し少しでも自分の力で暮らしていただく視点を養い、実践していきたいと思います。
長年自分の生き抜いた証を大切にし、その人の思いに寄り添い、その人の思いを尊重し、人生の最期を悔いのないように暮らしをしていただくようなケアを提供することではないかと考えます。また、その人のわがままと捉えるのではなく、その人の要望として捉え、その思いを実現することだと思います。
国の施策では今後の高齢者介護の課題を居宅系(地域密着)の介護サービスの充実で補おうとしているが、最近の傾向としては重介護者や医療行為の依存度の高い人、また独居・高齢者のみの世帯が急増するなか、はたして居宅サービスのみで今後の高齢者介護を支えられるかが疑問です。今後は専門性を持った職員が配置された特養がその役割を果たさなければいけないと思いますし、特に最期の“看取り”を大切にし、家族と共に実践できるのも特養ではないかと考えます。

居宅サービスセンター自生園 施設長
好きな本
「吉川英治著の歴史時代物」
中でも「織田信長」「宮本武蔵」を愛読
独居・高齢者世帯が増加傾向にあり、今後更に団塊の世代が高齢化するにあたり益々その傾向が強まると予測されます。そんな中で、長年住み慣れた地域での介護を受けたいと誰しもが思うのではないでしょうか。そのことを鑑み自生園では日頃より地域社会との共生活動を積極的に展開し、もし介護が必要になっても自生園があるという安心感と老後に対しての希望を持てるような介護(ケア)を提供する事を目標にしています。
介護保険制度が出来てから10年目を迎え、介護は専門家のいる介護保険事業所で介護を受けることが社会的に定着してきています。そんな中で、介護が必要になっても出来る限り、永年住み慣れた環境(我が家・地域)で暮らしたいと思う気持ちに応え、しかも多種多様なニーズ(医療依存の高い人や独居・高齢者世帯、認知症、重介護者など)にきめ細かく応えられるような専門的な知識・技術を備えもっていなければならないと考えます。
現在の高齢者の視点は介護の必要な人に向けられているような気がします。しかし一番大切なことは、支援が必要な人や独居・高齢者のみの世帯、また困っている方など、誰かの助けが必要な方の見守りや相談に応じられるところが必要と考えます。特に近隣の地域の高齢者安心ネットワーク作りに参画し、高齢者が安心と希望を持って暮らし続けられるように支援する事が自生園としての社会貢献の一つと考え積極的に支援活動を展開していき、これらの人や介護の必要な人など高齢者全体を視野に入れた包括的な支援活動を心掛けてまいります。

居宅サービスセンター自生園ひらんて 施設長
大切にしている言葉
「初心忘るべからず」
要介護状態になっても、
(ア)住み慣れた家で、24時間安心して暮らしていけること
(イ)地域社会の中で、希望の持てる老後生活が送れること
上記のことを関係者と連携・協働し、実現してまいります。
高齢者への詐欺的商法、一人暮らしの方々の見守り、ひきこもり、孤独死、家庭内暴力、徘徊、ゴミ屋敷といった問題や老老介護、認知症介護の問題があります。
これらの課題の解決のためには、一居宅サービスだけでは解決していくことは困難であり、本人・家族はもとより、民生委員や関係機関だけでなく、近隣住民とともに、地域全体でいかに連携・協働していけるかが、最も大切なキーになると思います。
地域に住む高齢者の方々が、住み慣れた地域で継続して安心して過ごしていけるようにすることを目的とした高齢者支援活動です。
具体的には、
(ア)近隣高齢者への福祉相談
(イ)一人暮らし高齢者への友愛訪問などの見守り支援活動
(ウ)各町民生委員との連携による高齢者支援活動
(エ)近隣老人会や各町サロン活動の支援
(オ)児童、学生、ボランティアの福祉・教育活動支援
(カ)地域交流にサポートセンターを利用した活動
私たちの持てる福祉や教育のノウハウと施設の持つ機能を様々な形で地域へ還元していきたいと思っています。

社会福祉法人自生園 事務長
座右の銘
「結果は後からついてくる」
事業継続が目標・目的であってはなりません。大切な節目の30年目の今年、自生園誕生の原点に立ち、今を素直に検証することから取り組みます。ややもすると原点を忘れ、対応が枝葉末節、華美に偏っていないか検証していきます。
毎日のご利用者様へのケアの提供が喜ばれ、その積み重ねが自生園の必要性を生み出します。次の30年に向って新たなチャレンジ、そのための舞台づくりに取り組みます。
A “循環型社会の実現のために”大切なことは何でしょうか?
物質的に豊か過ぎる便利社会、使い捨ての生活習慣に、慣れきっていないでしょうか。全てのものが「限りある資源」、先ずこのことを共通のキーワードと位置づけることからです。法人全体として環境活動委員会を設け啓蒙活動も含め具体的に取り組みます。
主役より目立たない。30年間の貴重な歴史を生かし、心地よい生活空間、仕事のしやすい環境の創造を目指し事業活動を続けます。
